うどん Japanese wheat noodle 2008 1 14

 最近は、小麦粉の価格が上昇して、日本人にとって、
身近な食べ物である「うどん」に対して、価格的な不安感があります。
 さて、中高年の方は、余暇活動の一環として、あるいは趣味として、
「うどん」や「そば(buckwheat noodle)」を作ることが、
増えてきていると聞いたことがあります。
 「そば」は、技術力を必要とすることから、
素人が、そばを打っても、ボロボロに、ブツブツに切れてしまいます。
だからといって、小麦粉の割合を増やせば、「そば」らしくなくなるでしょう。
 そういうわけで、初心者は、うどん打ちから始めるのがよいでしょう。
うどんの生地を上手に練れば、腰の強い「うどん」ができるでしょう。
長さ50cmどころか、1mになっても切れない「うどんの麺」ができるでしょう。
 こうしたことは、子供でもできますから、
親子の交流として、「うどんの麺」の長さを競い合うのも、面白いでしょう。
 ところで、長さ1mになった「うどんの麺」は、
食べる人にとって困るでしょうが、それ以上に困るのが運ぶことでしょう。
そこで、上手に折りたたんで、運ぶのでしょうか?
その方が持ち運びが楽でしょうし、汁が麺に絡んで、おいしくなるでしょう。
つまり、折りたたむことで、
「うどんの麺」が、上手に機能を果たしていると言えるでしょう。
 同じことは、蛋白質(タンパク質、protein)にも言えるでしょう。
下の図を見てください。
この図では、「うどんの麺」ように長いタンパク質ができてしまうでしょう。
これでは、「タンパク質」が、不便になってしまいます。
そこで、タンパク質も、上手に折りたたむ必要があるのです。
折りたたんだ結果、タンパク質が、いろいろな形を作るのです。
 タンパク質は、その形が重要です。
タンパク質の形が、そのタンパク質の機能を特徴付けていると言えるでしょう。
そういうわけで、タンパク質の形を特定することは、極めて重要です。

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